今は、SNSなどネット上の情報が、AIでカスタマイズされてそれぞれの個人の興味に合わせて次々と届けられる。そして、人々の意識まで操作される。ちょっとしたきっかけで軽くタップした情報から、連鎖して類似情報が増えて、繰り返し提供され、優位性を帯びていく。結果、より身近に感じる情報で人は動く。結局、人が信頼するのは身近に感じる、共感する誰か。言い換えれば、ネット上のネイバーフッド=ご近所さんのようなもの。このご近所さん、どこの誰かは分からなくても共通の志向性、指向性、嗜好性で繋がる。その親近感で安心して、ノリも良く拡散してネット上に互いの居場所=コミュニティをつくっていく。ご近所の溜まり場みたいに。
道理はわかっても、そういうネイバーフッド コミュニティをきづいていくのは、そう簡単ではない。興味の本気度はもとより、情報の密度、濃度、量、タイミングなどコミュニケーション力を支えるのは、やはり熱量=エネルギーが必要。「熱」を持った所に人は集まる。リアルな関係性となんら変わりはない。しかし、リアルな現実社会では、一人でスマホをいじって、ネットの溜まり場に集う人々。そこには「熱」はない。。。
リアルでは、長引く制限のある環境の中で、すっかり、身近な付き合いが希薄になったように思う。私はというと、海外にいる友人の帰国時に会う方が多かった。が、今、久しぶりの制限のない年末に人々がリアルに集まりつつある。
が、その出会いは、ネットからかもしれない。それも、今のリアル。ネット上の「熱」がリアルの「熱」を上げていく、リアルな場が「熱」を帯び、ネット上の「熱」がリンクするような、時空を超えたネイバーフッド コミュニティ。
『熱』が道を開く。
・ura ebis.:http://cporganizing.com/ura/
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