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【vol.16】作り込まない、完成させないーコミュニティのための余白


軽井沢コモングラウンズ

原生の林のような木漏れ日の広場を取り巻くようにいくつかの建物で囲まれたヴィレッジ型の開発、軽井沢コモングラウンズ。

中心には、まずは人を集める装置としてデベロッパーの本屋を主体とした核施設と、次世代に繋がるインターナショナルスクールがある。その周りに配された数棟の建物は、出来てはいるが中身は空間のみでテナントが入っていない区画がある。いくつか営業してる店は、なんらか地元と繋がりのある店で、地元のテナントへのこだわりが見て取れる。地場産の野菜を使ったカフェ、地元のオーガニックデリ、手打ちのそば、燻製屋、地場ワインやブルワリーなど。地元へのこだわりを優先して、空き区画も計画のうち、承知の沙汰と思われる。そこから、本当にその場にあるべきもの、求められてるもの、つまり、町のライフスタイルにあったものが見えてくるに従って、それに共感する人々がここにあった店を呼び寄せる。そうして、人が店を、店が人を呼び合って、徐々に形づくられていくことを目指していると思う。


従来の開発であれば、デヴェロッパーはオープンまでに何がなんでも多少無理してもテナントを揃えようとするところ、あえて、作り込みすぎない、完成させてしまわない、オープンに余白のある開発。そして、その余白をコミュニティに委ねているように見える。


せっかく自然豊かな軽井沢に作るのであれば、何もわざわざ都会の街あるようなものを都会のような手法で作らなくても、、、本当に町に似合うものを町の人々と共に作り込んでいく。名前にもコモンの場とあるように、町のコミュニティハブを目指すと言う。その仕掛けに人々がどのように呼応していくのか、今後の展開が興味深い。



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