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ファンコミュニティの底力ーひとといいひとHITOTOKI展

4月12〜14日、桜から新緑に移ろう頃、代官山T -siteギャラリーに一日中途切れない列ができた。主催者側の期待を遥かに超える人々に集まっていただいたのだ。それは、想い以上に愛されていたブランドロイヤリティの証し。ロイヤリティはお客様との約束。改めてその価値を実感し、それが引き起こすパワーに多くの学びを得た。



そもそも、このイベントのコンセプトは、「つながり」。ヒトトキが展開する世界観に共感する人々とのエンゲージメントを確固たるものとし、醸成させ、さらに拡張する。

いままでの「つながり」をこれからの「つながり」に発展させるには?

ヒトトキの世界観を創り出す、意味、背景、こだわり、そして、共感をさらに高めるためのコンテンツを展開した。

具体的には、商品の原画を美術館のように展示してクリエイター作家の創作の思いを伝えるギャラリー。これまでの取り組みのアーカイブ。そして、見るだけではなく、お客様が参加して体験していただく、オリジナルが作れるワークショップ。イベント限定商品など、その場でご購入いただけるショップで構成。各コーナーでそれぞれお待ちの列が出来たが、その人気は途切れなかった。



すでにインスタフォロワー14.1万人を有し、コロナ禍の22年にはECを開始。ネット上では、コアなファン層の手応えはあった。が、そのコミュニケーションは、メーカーゆえに、商品紹介が中心の発信でどうしても一方向性であった。

そんな土壌を掘り起こしたのが、今回のイベント。実は、リアルな接点が希求されていたことが、溢れんばかりの集客につながった。インタラクティブなタッチポイント、体験型のコミュニケーションを求めていた層が潜在的にこれだけ多くいるとは、今までの、ファン醸成の賜物であり、それがコミュニティとして顕在化された。

背景には、そもそも明快なコンセプト、丁寧なものづくり、使う人目線の情報発信と、その世界観の共感を促す活動をコツコツと続けて、ファンとの「つながり」を育んできたことが大きな力となって現れた。


実際、参加いただいたお客様の声から、いままでのファンはさらに「自分ごと」として、初めての方はその体験から「身をもって」その世界観に共感していただいたと思う。

期間中3日間にフォロワーは14.2万人に増えていた。

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