石井さんは、元カフェアンドブックスビブリオテーク福岡天神店のオープニングからのスタッフ。ブックショップの担当として、ノウハウを築き、福岡のデザインイベントを牽引するなど多方面に活躍し、熊本店のオープンも率先した。その後、故郷のうきは市で、ミノウブックスを開業。カフェも併設したスタイルは、地方の小さな町のカルチャースポットとして話題を呼び、カーサブルータスの表紙にも取り上げられた。その選書のセンス、SNSでの書評は他に類を見ないものがあり、わざわざ訪れる人が後をたたない。今や、町への外来の吸引力になっている。うきは店から、7年を経過して、このほど、隣の久留米市に2号店を準備中のところ、オープンに先駆けてお邪魔した。
久留米市への出店は、わざわざな観光的な来訪ではなく、人々が暮らす街の日常の中の拠り所として、街の居場所でありたい、という。久留米市街地も、他の地方都市同様に大型郊外モールに集中、商店街が寂れるなか、街中の本屋はなくなった。それを介することも気負うところもなく、まずはうきはでやってきたことをここでもやってみて、その上で、久留米の人々と対話しながら、どうなって行くのかをむしろ楽しみにしてるようである。決して人通りの多くないこの立地を久留米の人々がどのように受け止めて、街の拠り所としていくのか?すでにオープン前から、ちらほらと興味を持った人、特に若い人々がのぞいていく…公園の近くであり、スペースには余裕があり、展示会や交流的なイベントなど、いろいろと可能性がみえる。久留米の人々にとってかけがえのない存在になることを確信している。
-MINOU BOOKS / ミノウブックス
・Instagram:https://www.instagram.com/minoubooks/
・ONLINE STORE:https://minoubooks.com/
Comments